ブラックジャックには様々な種類があります。どのブラックジャックにも共通している不変のルールは、
・プレイヤーはカードの合計数値が22以上になった時点で負けになる
・ディーラーは16以下ならヒット、17以上ならスタンドする
・ディーラーが『ブラックジャック』の手になってプレイヤーが負けたとしても、賭け金額以上は没収されない
などがあります。
逆に言えば、これら以外のルールで変更があるのが亜流のブラックジャックです。
例えばディーラー側にカードが1枚しか配られなかったり、最初からディーラー側の手札がすべて見える状態だったりなどがあります。
今回はいろいろなルールのブラックジャックをご紹介します。
単純なルールにちょっとしたスパイス、亜流ブラックジャック
今回紹介するゲームはダブルエクスポージャーブラックジャック、ヨーロピアンブラックジャック、ポンツーンです。
1.ダブルエクスポージャーブラックジャック
このルールのブラックジャックは、最初に配られるディーラーのカードが2枚ともオープンになります。
冒頭にも書いた「ディーラーは16以下ならヒット、17以上ならスタンドする」といったルールは不変のため、この時点でディーラーが「17」、プレイヤーが「18」だとしてもディーラーはカードを追加で引きません。
そのような状況になった場合は、プレイヤー側の必勝となります。
もしディーラー側が「17」でプレイヤー側が「16」だった場合、プレイヤーは「22」以上になる確率が60%以上になりますが、引かないと必ず負けになります。
このゲームではプレイヤーのブラックジャックは1.5倍でなく通常の勝利と同じ等倍返しです。その代わりプレイヤーとディーラーが双方ともブラックジャックならプレイヤーの勝ちとなります。
2.ヨーロピアンブラックジャック
ヨーロッパ式のブラックジャックです。本家のルールとは違い、最初にプレイヤー側に2枚、ディーラー側には1枚だけカードが配られます。
プレイヤーがカードアクションを行った後に、ディーラーが2枚目以降のカードを引きアクションを行います。
ルールの違いはそれだけなのですが、このアクションの順番の違いが戦略に影響します。というのもブラックジャックはカードの「10」「J」「Q」「K」をすべて「10」とみなすため、ゲームの性質上ハイカード(数字の高いカード)が多いです。
なのでプレイヤーが先にカードを引くと、ディーラーよりも数字の大きいカードを引く可能性が高くなります。僅かな確率の差ではありますが、後にカードを引くディーラーが若干不利になるのです。
また、インシュランスのタイミングも違います。プレイヤーのアクションの前にインシュランスをするかどうか決めますが、この時点でディーラーは1枚しかカードを引いていません。
「ブラックジャック」になるかどうかは、プレイヤーのカードの引き方で決まります。次に来るカードを予測してディーラーの引くカードをずらしてみるなどの戦略性が求められるかもしれません。
3.ポンツーン
イギリス式のブラックジャックと呼ばれています。本来の「ブラックジャック」の役は「ポンツーン」と呼ばれ、他のアクションも少し呼び方が変わっています。
ルールの違いは
・ディーラーに配られるカードは2枚とも伏せられたまま
・「ポンツーン」は「ブラックジャック」よりも高い2倍配当
・プレイヤーとディーラーで「ポンツーン」となった場合はプレイヤーの負け
・「21」を超えずにカードを5枚集めると「ファイブカードトリック」となり、2倍配当
・プレイヤーとディーラーで「ファイブカードトリック」となった場合はプレイヤーの負け
・ダブルアップがいつでも可能となります。
ブラックジャックでありながら、「ポンツーン」「ファイブカードトリック」といった配当金が高い役もあります。
さらにダブルアップを入れると配当金が4倍になるため、一発逆転要素の高いゲーム性となっています。ディーラー側のカードが見えないのも、考える要素が少し減る利点ともとれるかもしれません。
ペイアウト率がかなり高いためプレイできるオンラインカジノが少ない、希少価値の高いゲームです。