負けるが勝ち?ブラックジャックサレンダー

ブラックジャックの最大の利点は、そのペイアウト率の高さです。ベーシックストラテジーという最適戦略を使用することで、99%以上まで上げることが可能です。

さて、その99%以上のペイアウト率をさらに上げるゲームが「ブラックジャックサレンダー」です。

ブラックジャックにサレンダー(降参)のアクションが付いただけのゲームですが、負ける可能性の高いゲームをしっかり降りることで全体としての期待値を上げることが出来ます。

負けるが勝ち?ブラックジャックサレンダー

「ブラックジャックサレンダー」のゲームについて説明します。

ブラックジャックサレンダーとは?

既存のブラックジャックのルールに「サレンダー」を付け加えたゲームです。「サレンダー」は「降参」という意味で、選ぶとゲームを中断して賭け金額が半分返ってきます。このルールはプレイヤー側に非常に有利になります。

例えばディーラーのオープンカードが「K」でプレイヤー側の合計数値が「15」だった場合、かなり負ける可能性は高いです。

ディーラー側の2枚目のクローズカードは約13分の5の確率で「20」または「ブラックジャック」になり、プレイヤーは新たにカードを引くと13分の7の確率で「22」以上になり負けてしまいます。

このように勝率が明らかに50%を切る場合、賭け金が半分戻ってくる「サレンダー」を選んだほうが全体の収支としてはプラスになります。

アーリーサレンダーとレイトサレンダー

サレンダーには「アーリーサレンダー」と「レイトサレンダー」が存在します。

ディーラーのオープンカードが「A」だった場合、伏せたカードが「10」「J」「Q」「K」なら「ブラックジャック」となりますが、さらにベット金額を上乗せすることで負け分をゼロに相殺する「インシュランス」というアクションがあります。

インシュランスは上乗せベットをした後にクローズドカードを確認しますが、「アーリーサレンダー」はその確認の前に勝負を降りるアクションです。

対して「レイトサレンダー」はディーラーの「ブラックジャック」を確認してから勝負を降りるアクションです。

アーリーサレンダーが採用されている場合、非常にプレイヤー側に有利です。ディーラーが「ブラックジャック」だった場合にレイトサレンダーは問答無用で負けてしまうのに対し、アーリーサレンダーは半分とはいえ賭け金額が戻ってくるからです。

さらにブラックジャックでなくともディーラーの「A」はかなり強い手なので、プレイヤー側は「20」または「ブラックジャック」などのよっぽど良い手でない限り、勝負を降りたほうが賢明です。

まとめ

「アーリーサレンダー」を採用しているカジノは皆無なので、もし見つけることが出来たらラッキーでしょう。

また、サレンダーアリのルールではバランス調整のためプレイヤー側の「ブラックジャック」の払い出しが1.5倍払いより少ない可能性があります。ゲームの前にヘルプなどで払い出しルールもチェックしましょう。